2026年9月13日、阪神競馬場で行われた第44回ローズステークス(GⅡ・芝1800m・良)。
秋華賞トライアルとして毎年ハイレベルな決着になるこのレースを制したのは、戸崎圭太騎手騎乗のモンローウォーク(上村洋行厩舎)だった。
勝ち時計は1:44.5、上がり34.1。先行して中盤の11秒台ラップを楽に追走し、直線で持続力を発揮して押し切る完勝だった。
◆ 2026年ローズSのレース構造と展開
公式ラップ(阪神芝1800m)
12.6 - 11.2 - 11.6 - 11.8 - 11.7 - 11.4 - 11.3 - 11.2 - 11.7(スロー→中盤加速)
- 前半:スロー(12.6 → 23.8)…逃げ馬がペースを落とす。
- 中盤:11秒台連発…一気に流れが速くなる。
- 後半:瞬発力+持続力の総合戦…差しは届きにくい展開。
馬場は良(雨の影響でやや時計が掛かる)。外を伸びるバイアスで、先行〜好位勢が圧倒的に有利なレースだった。
◆ モンローウォーク(1着)の勝因をプロ視点で徹底分析
① スタート直後に“勝ち位置”を確保(通過:2-2)
阪神1800mは「先行できる馬」が圧倒的に有利。
モンローウォークは押さずに自然と2番手へ。逃げ馬を見ながら折り合い良く追走し、勝利の7割を決めた。
② 中盤の11秒台ラップを楽に追走できるスピード耐性
11.2 → 11.6 → 11.8 の高速ラップを手応え良く追走。
スピード耐性が高く、消耗せず直線に余力を残せた。
③ 直線で34.1の持続力型の脚
逃げたファストフォワードを交わし、好位勢を突き放し、後方勢(イクシード)の追撃を完封。
瞬発力+持続力のバランスが優秀で、秋華賞でも通用するレベル。
④ 馬体重450kg(−2)で仕上がり良好
小柄な牝馬だが、馬体が引き締まり反応が鋭い。雨の良馬場にも適応していた。
◆ 2着以下の分析
● エンネ(2着)
- 通過:4-4
- 上がり:34.4
- 位置取りは良かったが、モンローウォークの持続力が上。
● イクシード(3着)
- 通過:11-10
- 上がり:34.1(最速タイ)
- 脚は最速だが、位置取りが後ろすぎた。
● 人気馬の敗因
- ファストフォワード(4着)…中盤の11秒台連発で消耗。
- アンジュドジョワ(9着)…直線の伸びが甘い。
- タイセイボーグ(12着)…前半で脚を使いすぎた。
◆ モンローウォークとは?(プロフィール+適性)
■ 基本プロフィール
- 牝3・栗東 上村洋行厩舎
- 騎手:戸崎圭太
- 勝ち時計:1:44.5(良)
- 上がり:34.1
- 馬体重:450kg(−2)
■ 強み
- 先行力
- スピード耐性
- 持続力
- 操縦性の高さ
- 小柄でも反応が鋭い
■ 弱点(可能性)
- 超ハイペースの消耗戦
- 馬群で揉まれる展開
- 京都内回りの立ち回り力
◆ 戸崎圭太騎手|2026年成績(9月13日時点・確定)
- 勝ち数:60勝
- 騎乗数:454鞍
- 勝率:13.2%
- 連対率:29.7%
- 複勝率:44.1%
- 重賞勝利:ローズS(モンローウォーク)、中山記念(レーベンスティール)
■ 特徴
- 複勝率44%の安定感
- 中距離・牝馬路線で強い
- 展開判断が非常に巧い
- 秋競馬で勝ち星が伸びるタイプ
◆ まとめ
2026年ローズステークスはスロー→中盤加速の王道展開。
モンローウォークは2番手の勝ち位置から中盤の11秒台ラップを楽に追走し、直線で持続力を発揮して完勝。
戸崎圭太騎手は展開判断と位置取りが冴え、秋華賞でも注目の存在となる。
秋華賞へ向けた最重要トライアルのひとつ、ローズステークス2026。
今年は3戦3勝の新星モンローウォーク、そしてイクイノックスの全妹として大きな注目を集めるイクシードが激突します。
すでにSNSや競馬掲示板では、
「モンローウォークは本物なのか」
「イクシードは血統だけで人気になるのか」
「秋華賞の本命候補はどの馬なのか」
といった議論が始まっています。
そんな中で公開されたシミュレーション動画では、 イクシードが勝利。
しかし競馬で重要なのは、 人気馬を見つけることではありません。
重要なのは、 「みんなが買う馬」と「本当に狙う馬」の違いを見抜くことです。
今回は2026年ローズステークスを徹底分析しながら、秋華賞へ繋がる重要ポイントを探っていきます。
シミュレーション勝者はイクシード
今回のシミュレーションで勝利したのはイクシードでした。
血統面では説明不要の注目馬です。
兄にイクイノックスを持つ超良血馬としてデビュー前から話題になっていました。
さらに今回は5枠6番。
極端な不利もなく、レースを進めやすい理想的なポジションです。
- 優秀な血統背景
- 高いポテンシャル
- 秋へ向けた成長力
- 好枠スタート
シミュレーション結果を見る限り、能力は世代上位と考えて良さそうです。
みんなが買うのはモンローウォークか
一方で当日の人気を集めそうなのはモンローウォークです。
ここまで無傷の3連勝。
負け知らずの戦績は競馬ファンに強いインパクトを与えます。
SNSでも、
「まだ底を見せていない」
「3戦3勝なら逆らえない」
「秋華賞候補の筆頭」
という意見が目立っています。
確かに能力は高いでしょう。
しかし競馬で怖いのは、 みんなが同じ結論にたどり着いた時です。
無敗馬だからこそ過剰人気の可能性
競馬ファンは無敗馬を高く評価します。
それは当然のことです。
しかし馬券という視点では少し話が変わります。
人気が集中するとオッズ妙味は薄れます。
そしてローズステークスは単純な能力比較だけで決まらないトライアルレースです。
- 輸送
- 成長度
- 仕上がり
- 距離適性
- 展開
こうした要素によって結果は大きく変わります。
なぜイクシードが勝ったのか
今回のシミュレーション結果で最も考えたいのは、 なぜイクシードがモンローウォークを上回ったのかという点です。
考えられる要因としては、
- 完成度の向上
- 距離適性
- 持続力
- コーナーワーク
- 成長曲線
などが挙げられます。
特に秋華賞へ向かう時期の3歳牝馬は成長幅が非常に大きく、春とは全く別馬のようになるケースもあります。
だからこそ春の実績だけでは判断できません。
ローズステークスは秋華賞と直結するのか
このレースを予想する上で忘れてはいけないのが秋華賞です。
ローズステークスは毎年、多くの秋華賞好走馬を送り出しています。
単に今回勝つ馬を探すだけではなく、 秋華賞で主役になれる馬を探すレースでもあります。
その意味では、内容にも注目したいところです。
本当に狙うべき馬は期待値で考える
競馬で回収率を伸ばしている人たちは、 一番人気ばかりを買いません。
彼らが見ているのは期待値です。
- 人気と能力の差
- コース適性
- 展開利
- 枠順
- 成長力
これらを総合的に判断しています。
もしモンローウォークに人気が集中するなら、 イクシードの方が妙味を持つ可能性があります。
今年は二強対決で終わらない可能性も
競馬ファンの関心はモンローウォークとイクシードに集まっています。
しかしローズステークスは毎年のように伏兵が好走するレースでもあります。
夏を越して急成長した馬が現れることも珍しくありません。
人気馬2頭だけを見ていると、 思わぬ激走馬を見逃す可能性があります。
SNSで意見が真っ二つに割れている理由
今年のローズステークスが面白いのは、 評価軸によって本命が変わることです。
無敗の勢いならモンローウォーク。
シミュレーション結果ならイクシード。
秋華賞を見据えるなら別の伏兵。
絶対的な主役が存在しないからこそ、 競馬ファンの議論が盛り上がっています。
みんなが買う馬と本当に狙う馬は違う
多くのファンは話題性や戦績に目を向けます。
しかし馬券で重要なのは、 今もっとも走る可能性が高い馬を見つけることです。
その視点で考えるなら、 シミュレーション勝者のイクシードは非常に魅力的な存在です。
人気以上に走る可能性があるなら、 積極的に狙う価値があります。
最終結論
現時点の注目ランキング
🥇 イクシード
🥈 モンローウォーク
🥉 夏の上がり馬
④ 秋華賞候補の伏兵
⑤ 距離延長歓迎の差し馬
シミュレーションではイクシードが勝利。
一方で人気はモンローウォークへ集まる可能性があります。
だからこそ今年のローズステークスは非常に面白いレースです。
「みんなが買う馬」と「本当に狙う馬」が一致していないかもしれません。
果たしてモンローウォークが無敗記録を伸ばすのか。
それともイクシードが良血開花を証明するのか。
2026年ローズステークスは、秋華賞の勢力図を大きく左右する重要な一戦になりそうです。